メルク(オーストリア)
             メルク修道院は、バーベンベルグ家のレオポルド1世がベネディクト派の修道院を建立した。18世紀に改築され、
            オーストリア・バロックの至宝とまで言われるほど華麗な姿になった。世界的に有名な修道場である。
            メルク修道院はメルク川を見下ろす岩肌に建ち、ヴァッハウ渓谷に隣接している。
            1770年にマリー・アントワネットがフランスのルイ16世のもとへ嫁ぐ途中でこの修道院に1泊している。
                                                                          (7日目 9月15日)
 
 
 
                     数百年をかけて造られたこの修道院は、バロック時代に破壊されたが華麗な姿で蘇えった
 

                     正 門
                          
     
                     中 庭
                     東ファサード
     
   
 修道院のテラスからの眺望。流れる川はメルク川                  修道院のテラスからの眺望
     
     
 修道院内のラセン階段                     修道院内部の回廊
       
                    修道院の内部 (撮影禁止となっているので日本語版小冊子から写真を掲載)
        教会内部は天井フレスコの色彩、壁の漆喰大理石、そして上層部は素晴らしい形と色のシンフォニーになっている。
        金、オレンジ、灰色、緑と暖かな色の和音である。
         
            教会内部                          主祭壇
   
                                主祭壇には多くの人物が登場しているが
                                  宗教的に意味があり、理解がむずかしい。
             大理石の間
  大理石で造られた部屋ではなく、壁は大理
  石のように塗られた漆喰なのである。
         
         
             図書室
   寄木細工の本棚、それに合わせた本の
   背表紙と天井の絵画が一致した効果を
   醸し出している。


  
               同 左
  図書室には古版本(1500年以前の初期
  印刷本)、16世紀の物1700点、17世紀
  の物4500点、18世紀の物18,000点、こ
  れに新しい書籍を加えると約10万冊に
  およぶ。この図書室には約16,000点が
  保管されている。
  
        復活したキリスト(円蓋のフレスコ)





         
 





   
メルク修道院の入場券 11€     修道院の敷地内にあるレストラン
(ここで昼食をした)
     
         
   ヴァッハウ渓谷    世界遺産        
             この渓谷はドナウ川流域で最も美しいといわれる。特にメルクからクレムスにかけて見どころが多く集まっている。
           岸辺には、いくつもの古城や修道院が建ち、ワインを産み出すブドウ畑が続く。  

           メルクからウイーンへ向かう途中にこの渓谷がある。我々はバスの車窓からしか見られなかったが、クルージング
           であれば写真のように素晴らしい景色が展開したことであろう。               (写真はガイドブックより)