クトナー・ホラ (チェコ)  

        チェコのほぼ中央に位置する寒村で13世紀後半、銀鉱脈が発見され村はクトナー・ホラと名付けられた。村には貨幣鋳造所が開設され
      経済都市としてボヘミア王国の財政をまかなうまでに発展を遂げた。町の中心をなす聖バルバラ聖堂は、1388年に銀の清算で得た富を
      もとに16世紀に完成したみごとな後期ゴシック様式の建物である。
               
      歴史都市クトナー・ホラ」  世界遺産
                                                                        (4日目 9月12日 晴れ)
                                                                
 
      聖バルボラ聖堂
         13世紀に銀鉱が発見されたクトナー・ホラは、中世においてプラハに次ぐボヘミア王国第2の都市として栄えた。
        鉱山労働者の守護聖人である聖バルボラを記念した聖バルボラ教会は、ドイツ出身の建築家ペトル・パルレーシュの設計による
        後期ゴシック様式の大聖堂である。

聖バルボラ聖堂  

   



 



        主祭壇奥の回廊部分には礼拝堂が
   並んでいて、その1つ1つが立派な祭
   壇や見事なフレスコ画、鮮やかなステ
   ンドグラスで飾られていた。
     ネオ・ゴシック様式の主祭壇は、最後の
   晩餐の様子を表している。


         
      セドレツ納骨堂        
             セドレツ納骨堂はチェコの首都プラハから東に約70キロほどの町クトナー・ホラ近郊のセドレツにある。
          セドレツ墓地内の全聖人教会地下にあるこの教会と納骨堂は、ペストの大流行により亡くなった約4万人の人骨を保管し、
          そのうち約1万人分の人骨を用いて礼拝堂内の装飾をしていることで知られる。

セドレツ納骨堂


   
         シュヴァルツェンベルク家の紋章
     しゃれこうべと上腕骨でつくられている。





       このシャンデリアは、人体の骨格のうち、
   ほとんどすべての種類の骨を用いてつく
   られている。シャンデリアの下には、4つの
   小尖塔があり、それぞれに22のしゃれこう
   べがつけられている。天井にはしゃれこう
   べと上腕骨でつくられた花環装飾がしつら
   えられている。。