ロマンティック街道

     ドイツの中心部を縦走するロマンティック街道は全長350kmあり、その起源はローマ時代のクラウディア街道が発端といわれている。
   なかでもローテンブルグ、ディンケルスビュール、ネルトリンゲンは中世の城塞都市のおもかげを強く残し、その城壁はほぼ完全な状態
   で保存されている。 
 
  1.ローテンブルグ
    タウバー川沿いの高台にあり街並み全体が中世を再現したスタジオセットのようである。30年戦争が終わった17世紀半ば以降商業ル
   ートからはずれ干渉を受けなかったことで昔の姿が残ったのである。
   この街の見どころはすべて城壁内に集中している。歩いてまわるには手頃な広さである。中心はマルクト広場で正面に仕掛け時計がある。
   時間がくると将軍と市長が現れ市長がジョッキのワインを飲み干すシーンである。道に迷っても最後は必ず城壁にぶつかるのですぐに場
   所の確認もできる。
         
         市庁舎(左の建物)
  広場に面した部分はルネサンス様式、
  高さ60mの塔は上ることができ、街を
  一望できる 
  正面の建物に仕掛け時計がある
                      市庁舎の展望台から見た街なか  
                    中世の面影がうかがえる



         
         
       









 
          聖ヤコブ教会
   ゴシック様式で木彫りの祭壇や17m
   のステンドグラスが傑作




            城 壁その1
  14世紀当時の人口は2万人を擁する
  大都市であったが現在は市壁内に住む
  人は4000人ほどである。



               城 壁その2
   市壁の上の通路を歩くことができる。
   矢狭間があり防御を堅くしている。



 
         
         
       
          城 壁その3
  城壁建設に出資した人の名前と城壁の
  長さが記録されている。
       
         
   2. ディンケルスビュール 
     人口1万人余の市壁に囲まれた小さな街。30年戦争や第2次世界大戦でも破壊を免れたため、15世紀に建てられたという美しい
   木組みの家が残る。
   中世の街並みと並んで周囲を水濠に囲まれた景観の美しい街である。
 
         
           街の案内図           中世の街並みを残す                同 左
         
         
     








 
         ドイチェス・ハウス             聖ゲオルク教会            ホテルでの夕食
   15世紀に建てられた7層のドイチェス・
   ハウスは最も美しいものの一つといわ
   れている。
   現在はホテルやレストランとして使用
   されている。
     後期ゴシック様式の教会 荘厳な
   空気が漂う


 
       スープとサラダとデザートがつく
         フュッセン(ドイツ泊)